オバァとまごの物語 宮古島で生まれ育った私は、小さな頃から豆腐の匂いがするオバァの傍にいつも居ました。一人で黙々と豆腐を作り、時間になるとリヤカーに熱々の豆腐を乗せて市場に向かう。重たい豆腐と一緒に私もリヤカーに乗せて・・・。その道なりが毎日の楽しみでした。沢山のお客さんに囲まれて楽しそうに仕事をするオバァ。何年も続くいつもの風景でした。 しかしオバァも歳を取り、そろそろ豆腐作りを引退しないといけない時期が来ました。ずっと見てきたオバァの豆腐がなくなるのはとても寂しくて、自分の代まで繋ごうと思い、一から豆腐作りを学びました。オバァからまごへ・・・たくさんの人に覚えてもらいやすいように『まごとうふ』と名付けました。 これからも地域の皆様に、宮古島に来島される方に愛される豆腐屋を目指して頑張ってまいります。まご:下地直弥 日本一に選ばれた濃厚おぼろ豆腐日本一に選ばれた濃厚おぼろ豆腐 まごとうふが作る【濃厚おぼろ豆腐】は、大豆の甘みを引き出すように炊き上げ、プルプルの食感になるように特別な方法で濃厚な豆乳を固めていきます。こだわりにこだわったこの豆腐は、年に一度開催される全国豆腐品評会において、211社537点の中から総合1位の最優秀賞農林水産大臣賞を受賞しました。■ 第4回全国豆腐品評会及び地方大会メディアでも紹介して頂きました▼● 宮古毎日新聞 厳選された大豆 大豆には色々な種類と特徴があります。しっかりした仕上がりになるが甘みが少ないもの、固い豆腐はできないが優しい甘みを含んでいるもの・・・まごとうふでは、大豆それぞれの特性を生かしてブレンドしながら豆腐を作っています。 地釜炊きの島豆腐 大きな地釜で炊き上げる島豆腐は火加減が重要。うっすらと焦がし、地釜独自の風味を豆腐に移します。島豆腐は本来固く作るのが定番ですが、まごとうふではゆっくりと時間をかけて優しく水分を切り、柔らかさを残しながら仕上げます。生食はもちろん、炒め物や厚揚げにも最適です。 島独自の生搾り製法 ふやかした大豆を生のまますりつぶりし、豆乳とおからに分けて豆乳を炊く『生搾り製法』。